赤ちゃんの下痢と嘔吐

esbooks.co.jp


赤ちゃんの下痢と嘔吐
(1)赤ちゃんが、下痢や嘔吐をしやすいのは仕方がありません。赤ちゃんは、平均して1年間に5回くらいは下痢症にかかると言われています。そして、下痢症にはしばしば嘔吐を伴います。対応を誤ると、重傷になることもありますので注意が必要です。
(2)脱水症に注意しましょう。下痢や嘔吐が続くと、胃液や腸液などの体液も、身体の外へどんどん出てしまいます。脱水症が進行すると舌や唇が乾燥し、元気がなくなり、尿量も減少します。さらに悪化すると、ぐったりして呼び掛けにも反応せず、手足が冷たく紫色になったりします。こうなる前にできるだけ早く医師の診察を受けましょう。
(3)脱水症の治療は進歩しています。最近は水分や電解質を口から飲む「経口補液療法」へと変わり、これにより赤ちゃんの身体の負担も大幅に軽くなりました。
(4)赤ちゃんに下痢や嘔吐がみられたら、まず、あわてないで症状をよく観察してください。吐き気が強い時や、下痢の回数が多いとき、そして元気がないときには、医師に相談することをおすすめします。

嘔吐の手当
(1)吐いたものが喉や気管につまらないように、顔を横向きにして寝かせます。口の中に吐いたものが残っていた時は、ガーゼなどを指に巻き、きれいに拭いてあげましょう。
(2)口の中に吐いたものが残っていると、その臭いだけで再度吐き気を催す事があります。水やぬるま湯などで、よくうがいをさせ、吐いた物をすばやく片付けましょう。その際には、必ず部屋の換気をしましょう。
(3)イオン飲料などの水分を取る場合、ゆっくり少量を回数多く与えます。あまり冷たいと嘔吐を促しますので、常温ぐらいの温度にしましょう。柑橘系やヨーグルト類は避けましょう。少量でも嘔吐がひどくなる場合は、経口であたえるより、吐き気止めの注射や点滴をして、脱水を防ぎます。食事は吐いている時は与えず、医師の指示を仰ぎます。卵のおかゆなどは蛋白質が負担になるので、回復期はむしろ、くたくたに煮たうどんなどがよいでしょう。


まず、赤ちゃんは、とても吐きやすいという事を知っておいてください。病気かどうかの判断は、まず吐いた時の様子をしっかりと観察する事から始まります。赤ちゃんは、おっぱいやミルクと一緒に飲みこんだ空気が出ていく時に吐く事があります。病気かどうかは、まず吐き方を注視するのです。

(1)たらたら吐く場合・・・おっぱいやミルクを飲ませた後、赤ちゃんが、口の端からたらたらと吐いている事があります。空気をうまく出せなくて、いっしょに吐いてしまっているのです。体重が増えていたり、機嫌が良いのなら、特に心配はありません。
(2)ガボッと吐く場合・・・飲んだものや食べたものをそのまま吐いてしまいます。激しく泣き、咳き込んで吐く場合は、こんな吐き方になります。また、授乳の再に、空気をいっしょに飲み込んで、ゲップと一緒に吐く事もあります。
(3)噴水のように吐く場合・・・授乳の後、しばらくして噴水のように勢いよく吐きます。この場合、病気の可能性が考えられます。ただ、体重がきちんと増えていると言う事であれば、安心していいでしょう。赤ちゃんの体重は、大事な目安なのです。